こんにちは!
株式会社Wizで人事責任者をしている荻久保(@ogikubo)です。
会社に行きたくない原因は人それぞれです。本記事では、自分の状況をさまざまな視点から検証して、ツラさの原因を導き出していきます。
前向きな気持ちを取り戻すために、さっそく見ていきましょう!
「仕事に行きたくなくて朝泣くのは普通なの?」
「自分の心が弱いだけ?」
「どうすればいいの分からない」
仕事に行きたくなくて朝泣くのは当たり前じゃありません。心身の不調を示すサインであることをまず受け止めて、適切に対処していくことが大切です。
しかし、具体的にどう対処すればいいのか、そもそもなぜ自分は泣いてしまうのか、気持ちの整理がつかないまま仕事に行く人も少なくありません。
そこで本記事では、泣く理由や対処法の解説から、対処法への懸念にもお答えしていきます。退職に不安を感じる理由や考え方、注意点も紹介しているので、ぜひご参考ください。
- 上司や同僚との人間関係の問題、過度なストレス、モチベーションの低下などが主な要因
- 長期的に悪影響が続くと、心身の健康を損ない、離職につながる可能性がある
- 上司や同僚との率直な話し合いを通じて、問題解決に向けて建設的に働きかける
- 必要に応じて、社内の相談窓口やカウンセリングを活用する
- 自分の健康とキャリアを守るために、環境の変化を検討する
- 自分に合った企業文化や働き方を求めて、新たな職場を探す
- ただし、転職は慎重に判断し、十分な準備とキャリアプランを持って臨むことが大切
この記事もオススメ!
仕事に行きたくなくて朝泣くのは当たり前じゃない
仕事に不安を抱える人は80%以上
厚生労働省の調査によれば、仕事に不安やストレスを抱えている人は82.2%と高い結果が出ています。
新卒・20代・30代と年代問わず問題を抱えており、主なストレス要因は「仕事の量」「仕事の失敗・責任の発生」「仕事の質」の3つです。
仕事に不安を抱える人は多いですが、朝泣いてしまうほど仕事に行きたくない場合は、心身の危険信号が出ている状態なので注意しなければなりません。
精神的な不調で休業・退職した労働者のいる事業所割合は8.1%
2023年の厚生労働省の調査によれば、精神的な不調で休業・退職した労働者のいる事業所割合は8.1%です。
日本の労働人口は6,667万人(2023年2月時点)なので、推定約6人に1人が休業・退職をしています。
心身に変調をきたして休業・退職に至る人は少なくありません。朝泣くことが続いたら適切な対策を始めましょう。
泣くのは心身の不調のサイン
仕事に行きたくなくて朝泣いてしまう状態は、心身の不調を示すサインであることにまずは気づきましょう。
強いストレスを抱えているのにガマンを重ねていると、泣く以外にも「寝つきが悪くなる」「憂うつな気分になる」といった症状が出てくるはずです。
「自分はまだ大丈夫」と思っていても、自分が自覚している以上にストレスをため込んでいる可能性があります。症状が軽いうちに適切な対策をとることが大切です。
朝、仕事前に泣いてしまう理由
労働環境が悪く、心身の負担が大きい
仕事環境が過酷であったり、業務量が多くストレスが溜まっていたりする場合、朝の不安や涙につながる可能性が高いです。
仕事に対する不満や苦痛などの感情を抑え続けると、身体的な反応として現れ、睡眠不足・疲労・不安・抑うつだけでなく「感情の爆発」も引き起こします。
病気になってしまう前に、労働環境の改善や休息時間の確保、ストレス解消をして感情を適切に処理することが必要です。
人間関係が悪い・ストレスを感じる
同僚や上司との人間関係が悪化していたり、コミュニケーションの障壁があったりする場合、仕事前の不安や泣きたい気持ちを引き起こす原因となります。
例えば、嫌がらせやいじめ、過度な批判や非難、意見の不一致、コミュニケーションの欠如などは、ストレス増大の一因となりやすいです。
また、人に「どう思われるか」をつねに気にしていると、心の休まる暇がありません。自分だけが過剰に意識している可能性もあるので、やりたいことがあれば行動に移してみましょう。
職場の雰囲気や人間関係は「合う、合わない」が必ずあるものです。ガマンが目的にならないよう、転職の道もあると考えてみましょう。
「相性就職」であれば本当に自分に合った職場探しを手伝ってくれます。気軽に相談してみましょう。
職場のコミュニケーション改善策
職場の人間関係の問題は、仕事に行きたくない原因の一つです。
コミュニケーションを改善するために、以下のようなヒントを活用しましょう。
- 積極的にコミュニケーションを取る:自分から挨拶をしたり、相手の話に耳を傾けたりすることで、良好な関係を築ける。
- 相手の立場に立って考える:相手の意見や感情を尊重し、共感的な態度で接する。
- 明確に伝える:自分の意見や要望を明確に伝え、誤解を防ぐ。
- フィードバックを求める:自分の行動や仕事ぶりについて、上司や同僚からフィードバックを求め、改善点を見出す。
- 感謝の気持ちを伝える:相手の助けや協力に対して、感謝の意を表す。
また、職場の人間関係が改善されない場合は、上司や人事部門に相談することも大切です。
一人で問題を抱え込まずに、組織のサポートを求めましょう。良好なコミュニケーションは、仕事のパフォーマンスを高め、職場の満足度を向上させます。
日々の積み重ねが大切です。
\ まずは簡単登録!8問に答えるだけ /
仕事でミスや失敗を繰り返している
仕事でミスや失敗を繰り返したり、成果が得られなかったりする状況が続くと、不安や焦りが募り泣いてしまうことがあります。
「迷惑をかけて申し訳ない」「職場での立場が低下するのでは」と他者からの期待に応えられないことや、将来への不安が加わることで、感情の抑制が難しくなるのです。
失敗を恐れて仕事に支障が出るといった負の連鎖にならないよう、上司への相談や改善策の実施などをして、状況を改善していきましょう。
自分自身を責めたり罪悪感を感じることはありません。ミスや失敗はすべての人が経験するものです。
仕事のプレッシャーや責任が大きい
仕事に対する責任やプレッシャーが大きい場合、その重圧に押しつぶされるような感覚が生じるために、仕事前の朝に泣いてしまうケースもあります。
「何をやってもうまくいかない気がする」「周りに理解者がいない」と無力感や孤独感がつのり、泣きたいという気持ちが湧き出るのです。
心身の不調が重症化する前に、リアルな目標を設定する、他者からのサポートを受けるといった前向きな対処を行いましょう。
対処ができないほど気力がない場合は、医師や心理カウンセラーに相談しましょう。軽度のうつ病であれば、早く治療するほど回復する可能性が高くなりますよ。
このまま働くべき?まずは自分の体調をチェック
自分の体調は本当に大丈夫でしょうか?意外と把握できていないこともあるので、確認してみましょう!
- 話し方が弱々しい
- 通勤の足取りが重い
- 夜なかなか寝付けない
- 表情が暗い・顔色が悪い
- トイレで泣くことがある
- 生きるのがつらいと思う
- 仕事中に頭がぼーっとする
- つねに仕事への不安がある
- 今までにないミスが増える
- 食欲が湧かない/止まらない
- 動悸・腹痛・頭痛などがする
- 上司の気分や圧に敏感になる
- 自分は無価値な人間だと思う
- 何に対してもやる気が起きない
14個の項目のうち、7個以上当てはまった場合は危険な状態です。体調を無視して頑張りつづけると、気づかぬうちに症状が悪化してしまいます。
「自分は大丈夫な状態じゃない」と認識した上で、これから紹介する対処法を試したり、自分と向き合う時間をつくったりして少しずつ状況を変えていきましょう。
朝、仕事前に泣く日が続いた時の対処法
- 何が辛いのか言葉にしてみる
- 信頼できる人に話してみる
- 心療内科を受診してみる
- 異動願いを出す
- 休職して時間をおく
- 退職・転職を検討してみる
- 退職代行を検討する
何が辛いのか言葉にしてみる
朝、仕事前に泣く日が続いた時は、何が辛いのかノートに書き出してみるのがおすすめです。感情や不安は複雑なため、頭の中だけでぐるぐると考えても解決はできません。
自分の感情や不安を言葉にすれば、感情が整理され、「抽象的な悩み」が「具体的な課題」に変わるので対処ができるようになります。まずは自分の内面に目を向けましょう。
感情や不安の言語化は、内に溜め込んでいた感情を解放し、心の負担を軽減させることにもつながります。
自己分析には限界があるのでは?
自己分析には確かに限界があります。自分自身の感情や状況を客観的に見つめるのは難しく、時には主観的な視点やバイアスがかかることも多いです。
しかし、自己分析の過程で自己理解が深まり、自分自身の課題やニーズを見つけ出せるケースもあるため、問題解決の第一歩としてやる意義は十分にあります。
より深い洞察や解決策を見つけるために、他者とのコミュニケーションや専門家のサポートを活用してみるのも良いでしょう。
信頼できる人に話してみる
感情や不安を抱えていることを、信頼できる人に打ち明けてみましょう。友人や家族、上司など、支えてくれる人に相談することで、心の重荷を軽減できます。
自分一人で悩みを抱え込み、長期間にわたって孤独感が続くと、うつ病や不安障害などの精神的な問題が起きる可能性が高いです。
人に話して理解や共感が得られれば、「自分一人じゃない」と孤独感が和らげられる上、心理的な安心感や安定感も生み出してくれるでしょう。
新しい視点や解決策が見つかることもあります。
話しても正論を言われるだけでは?
確かに信頼できる人に話しても、時には正論や建設的なアドバイスが返ってきて、傷ついたり不快に感じたりするケースがあります。
しかし、正論やアドバイスはあくまで一つの視点であり、必ずしもすべてではありません。他者の意見に耳を傾ける一方で、自分の意見や考えも尊重することが大切です。
大事なポイントは「話を聞いてくれる人がいること」にあります。正論を言われたとしても、いつのまにかストレスが軽減している可能性もあるのでまずは話してみましょう。
メンタルヘルスケアの重要性
仕事に行きたくないと感じる原因の一つに、ストレスやメンタルヘルスの問題があります。
長期的なストレスは、心身の健康に深刻な影響を与える可能性があります。
自分のメンタルヘルスを保つために、以下のようなセルフケアの方法を実践することが大切です。
- 十分な睡眠と休養を取る
- 規則正しい食事と運動を心がける
- 趣味や気分転換の時間を作る
- 家族や友人と交流し、サポートを求める
また、自分だけでは解決が難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。
社内のカウンセリング制度や、外部の心療内科、カウンセリングセンターなどを利用することで、適切なサポートを受けられます。メンタルヘルスの問題は決して恥ずかしいことではありません。
早期に対処することが、仕事と私生活の両面において重要です。
心療内科を受診してみる
心身に不調をきたしている、対処法を試しても改善されないといった場合は、心療内科を受診するのがおすすめです。
日本では「不調は自分が弱いからだ」「自分の努力が足りないだけだ」と反省して受診しないケースが多いですが、重症化してしまいます。
心の病は自分の弱さが招くものではありません。自分でどうにかしようとするのではなく、プロに相談して早期回復を図りましょう。
心療内科の受診方法
心療内科の受診方法
まずは、自分の主治医やかかりつけの医師に相談し、心療内科を受診したい旨を伝えます。医師が自分の状況を評価し、必要であれば心療内科への紹介状を提供してくれる場合があります。
自分で心療内科を探し、直接予約を入れることも可能です。インターネットや電話帳、医療機関検索サイトなどを利用して、心療内科を検索し、受診可能な医療機関を見つけましょう。
近年では、オンラインでの予約も可能な医療機関が増えています。医療機関のウェブサイトやアプリを利用して、オンラインで予約を入れましょう。
心療内科を受診する際には、初診の場合には診察券や保険証などの身分証明書を持参し、症状や病歴について正直に伝えることが重要です。また、受診前には医療機関の受付やウェブサイトで受診に関する情報を確認し、必要な手続きや持ち物を把握しておきましょう。
心療内科を受診しても即効性がないのでは?
心療内科を受診しても、症状が即座に改善されるわけではありません。心の病は複雑で個々の状況によって異なり、適切な治療や対処法を見つけるまでには時間がかかるためです。
また、心療内科では通常、治療の効果を見るまでに数週間または数か月かかる場合があります。心の問題解決には時間がかかると認識しておきましょう。
異動願いを出す
泣く原因が主に現在の職場や業務内容に関連している場合、異動願いを出すことで解決できる可能性があります。
例えば、人間関係の問題や業務の過重さ、仕事の適合性など、異動によって改善が見込めそうであれば異動願いを検討してみましょう。
自身の状況や希望をよく考え、異動が問題の解決やキャリアの発展につながるかどうかを慎重に判断することも重要です。
部署異動しても同じ問題に直面するのでは?
部署異動は問題の解決手段として完璧な選択肢ではありません。異動先でも同じ問題に直面する可能性があるためです。
しかし、異動をすることで、新たなチャンスが成長の機会を得られるケースもあります。異動先が自分の問題を解決できるかどうかを慎重に考えた上で異動を検討しましょう。
異動を単なる問題の逃避手段としてではなく、自己成長やキャリアの発展を目指す一環として捉えることが大切です。
休職して時間をおく
朝泣いてしまうほど仕事がつらい場合は、心身が危険信号を発している証拠です。心と身体の健康のためには、ひとまず休みましょう。
仕事を辞める前に休職をすれば、辞める疑似体験ができる上、自分の気持ちと向き合える時間がつくれて答えが変わる可能性もあります。
異動願いをする、休職願いをする、転職をすると段階的にアクションをしてみるのも状況を打開する方法の一つです。少しずつ行動していけば気持ちも軽くなるでしょう。
休職しても根本的な問題解決にならないのでは?
休職は一時的な解決策であり、根本的な問題解決にはなりませんが、心身の回復のための時間をつくることはできます。
仕事に追われていては、なかなか心身を休める時間がとれません。在職中は辞めたい気持ちが膨らみやすいので、冷静に考える時間を確保するためにも休職は有効です。
とはいえ、長期的な休職は問題を先延ばしにするだけでなく、仕事への復帰が難しくなるリスクもあります。計画を立て、問題解決に向けた積極的な取り組みが大切です。
退職・転職を検討してみる
労働環境や人間関係の悪さが理由で仕事に行きたくない場合は、転職をすることで状況が改善する可能性があります。
会社の実情や相性は、実際に入社して仕事をしてみないと分かりません。自分に合わない環境で仕事を続けるのは、誰でもストレスが溜まってしまうものです。
心身に不調が出るほど続ける必要はないので、「辛くても今の仕事を続ける価値や意義はあるのか」を考え、ないようであれば転職を検討してみましょう。
「相性就職」であれば、自分の性格や志向に合った職場を見つけられます。
ミスマッチを避けるためにも、気軽に活用してみましょう。
\ まずは簡単登録!8問に答えるだけ /
転職準備のチェックリスト
転職を検討している人は、以下のチェックリストを参考に、準備を進めましょう。
- 強み・弱み、価値観、スキルなどを整理する。
- キャリアの方向性を明確にする。
- 履歴書・職務経歴書を作成する。
- ポートフォリオやスキルシートを準備する。
- 志望動機や自己PR文を練る。
- 志望企業の情報を収集し、理解を深める。
- 業界動向やトレンドを把握する。
- 求人情報を幅広くチェックする。
- 予想される質問を洗い出し、回答を準備する。
- 志望動機や自己PRを明確に伝えられるようにする。
- 身だしなみや言葉遣いに気を付ける。
転職活動は、自分自身と向き合う良い機会にもなります。
自己分析を通じて、自分の強みや価値観を再確認し、キャリアの方向性を定めましょう。
また、転職先での活躍をイメージし、必要なスキルを磨くことも大切です。十
分な準備を行い、前向きな気持ちで転職活動に臨むことが、成功への鍵となります。
簡単に会社を辞められない場合は?
契約や規則、経済的負担、取引先への影響といった理由で簡単に会社を辞められない場合は、慎重な計画と準備をすることが重要です。
以下のステップを踏むことで、会社を辞める際のリスクを最小限に抑えることができます。
- 転職活動をするのか、自己成長に専念するのか
- 貯金をして生活費を確保する/副収入源を見つける
- 今後のキャリアにどう活かせるか
- 円満退職を目指す
- 辞表の提出日や退職日、残りの休暇や手続きなどを確認
- 新しい職場やキャリアの方向性など
退職代行を検討する
退職代行とは従業員が退職する際に、その手続きを専門の代行会社に委託するサービスです。従業員に代わり雇用主に退職の意思を伝え、必要な手続きを行います。
退職には一定の手間やストレスが伴いますが、委託すれば自身の負担を軽減できる上、円滑な交渉でスムーズに退職できるでしょう。
ただし、退職代行を利用する場合でも、雇用契約や企業の方針に従う必要があります。個々の状況や雇用条件に応じて、適切な手続きを踏むことが重要です。
高額な費用がかかるのでは?
退職代行にかかる費用は、運営元や提供されるサービスによって異なるため、自身のニーズに合ったプランを選択することが重要です。
例えば、民間企業の代行範囲は「会社に退職の意思を伝える」だけで、有給休暇の取得や未払い賃金の請求といった会社との交渉はできないため注意しましょう。
運営元 | 料金相場 | 意思の伝達 | 交渉権 | 法的対応 | サービス |
---|---|---|---|---|---|
民間企業 | 1万円~5万円 | 〇 | ✕ | ✕ | 業者による |
労働組合 | 2.5万円~3万円 | 〇 | 〇 | ✕ | 業者による |
弁護士 | 5万円~10万円 | 〇 | 〇 | 〇 | 業者による |
本当に退職して大丈夫?不安の理由と考え方
理由1.ガマンするべきと考えている
「ガマンするべき」「仕事に行かないのは悪」といった”べき思考”は、退職への不安をかきたてます。
例えば、仕事に行かないことが「悪い」とされている状況で、仕事に行かない場合、他者からの非難を恐れたり、罪悪感が生じたりするケースが多いです。
ある程度のガマンは必要ですが、ストレスで身体を壊してまで働く必要はないはずです。「無理して会社に行く以外にも道はある」ことをまずは知っておきましょう。
「よくあることだよ」「頑張って」と周囲に言われても、自分の感情や状況を無視するべきではありません。
心身に不調が出ている場合は、カウンセラーへの相談や心療内科の受診を検討するのがおすすめです。
理由2.ダメ人間とみなされるのが怖い
ダメ人間とみなされるのが怖くて、会社を休めない・辞められないケースもあります。
上司からの印象が多少悪くなる可能性もありますが、最終的に大事なのは、上司からの評価ではなく自分自身の健康です。
身体と心の健康を守り、自分自身を大切にすることが、長期的な幸福につながることを忘れないようにしましょう。
理由3.人手不足で申し訳なく思っている
人手不足で自分が行かなければ仕事が回らない、と考えて退職をためらうケースもありますが、思い込みに過ぎません。
会社は代わりの人間で仕事が回るようにできているためです。本来守るべきは会社より自分と考え、心身を壊すまで無理しないようにしましょう。
自分自身のキャリアや幸福も重要です。適切な手続きを踏んで退職の意思を伝え、引き継ぎや代替策の準備をしましょう。
理由4.転職先が決まってない
転職先が決まっていない場合、退職後の収入やキャリアが不透明なため、不安を感じて退職できないケースもあります。
まずは自己分析や求人情報の収集など、転職活動を始めてさまざまな選択肢を模索することが大切です。少しでも行動すれば不安が軽減されていきます。
同時に、貯金や予備の計画を立てて、経済的にも準備をしておくと安心して退職できるでしょう。
転職活動の不安を解消するには、転職エージェントの活用も検討してみましょう。
「相性就職」であれば適職診断で自分に合った求人を効率的に探せます。自分でどうにかしようと頑張るのではなく、気軽に相談してみるのがおすすめです。
\ まずは簡単登録!8問に答えるだけ /
理由5.経済面に心配がある
経済面に心配がある場合、退職しても生活を続けられるのかが不安で、踏み切れないケースがあります。
しかし、傷病手当金の受給条件をすべて満たしていれば、経済的な補償があるため、生活費の心配をする必要はありません。
まずは「自分は給付条件を満たせているか」「どれくらい給付金がもらえるのか」を確認してみましょう。
傷病手当金の受給条件とは?
- 業務外の病気やケガで療養中であること
- 医師が就労不能であると認めていること
- 4日以上続けて仕事を休んでいること
- 休業した期間について会社から給料の支払いがないこと
退職後も続けて受給するには?注意点もチェック!
- 健康保険に加入していた期間が、退職日まで継続して1年以上あること
- 退職日に傷病手当を受給している・受給できる要件を満たしていること
- 上記2つの条件を満たせば、最長18か月間の受給ができる
- 有給消化でない退職日には出勤しないこと(一切受給できなくなる)
- 新卒で一年目の場合は受給できない
経済面の心配は「失業保険」でカバー
傷病手当金は1年6ヵ月にわたって受給できますが、失業保険の受給期間延長を申請しておけば、最長3年の補償があります。
失業保険の受給期間を延長するには、離職の翌日から30日を経過したあと、管轄のハローワークにて申請が必要です。
衝動的な退職には注意!会社を辞める前に考えること
なぜ会社を辞めたいのか
「なぜ会社を辞めたいのか」「何が嫌なのか」と自分の気持ちと向き合うことで、ストレス軽減と対策ができるようになります。
退職する理由を明確にしておかないと、次の職場でも同じような境遇になってしまう可能性が高いです。
通勤中や移動中など、少しずつでもいいので考える時間を意識的に確保し、答えを出すことで最善の選択ができるでしょう。
辞めたい理由を明確にすれば、今の職場でできることが分かり、事態が好転するケースもあります。
良いところはないか
仕事に行きたくない気持ちの時は、嫌なことや不満など悪い面に目がいきがちなので、良い面がないか探してみましょう。
物事には良い面と悪い面がありますが、感情に流されては客観的に見ることができず、良い面も見つかりにくいものです。
良い面と悪い面を交互に紙に書き出してみると、「そこまで悪くないかも」と思えてくるケースもあります。
良い判断や決定を下すためには、バランスの取れた視点を持つことが大切です。自分の感情や主観に左右されず、客観的な視点を維持しましょう。
何が変われば続けられるか
仕事に行きたくない時は前向きな思考になりにくいので、「何が変われば続けられるか」と考え、明日から検証してみましょう。
ただ会社を辞めるのではなく、自分で変えられる方法を探して実践をすれば、事態が好転する可能性もあります。
実践してからの退職でも遅くありません。まずは「やってみよう」と動いてみることが大切です。
生活の質を落とせるか
仕事を辞める前に「生活の質を落とせるか」「必要な支出や生活費を賄えるか」と考える必要があります。
収入がなくなっても、税金や食費などの支出はほとんど変わらず、今の生活水準を維持するのは難しいためです。
貯金を切り崩す生活は心理的ストレスもかかるので、状況を受け入れる覚悟があるのかも踏まえて慎重に検討しましょう。
後ろ向きな気持ちと混同していないか
「後ろ向きな気持ち」は調子が悪い日であって「仕事を辞めたい気持ち」とは異なるため、混同していないか確認しましょう。
後ろ向きな日々が続くと、辞めたい気持ちが膨らみやすいですが、事態を深刻にとらえてしまっている可能性もあります。
後悔しないためにも、まずは「何が嫌で辞めたいのか」と理由を明確にすることが大切です。
人生には様々な要素や状況があるので、調子の良し悪しがあるのは自然なことです。調子が悪くても「今の時期/今日はそういう時なんだ」と受け止めて様子をみましょう。
退職を決意したら:無断欠勤・無断退職だけは避けよう
退職を決意した場合、無断欠勤や無断退職は避けるべきです。他人に迷惑をかける行為であり、職場や雇用主に対して不誠実だからです。
また、今後のキャリアにおいて大きなマイナス要因となり、他の職場や雇用主からも不利な評価を受ける可能性があります。
円満な退職を目指し、雇用主への通知や引継ぎなど、適切な手続きを踏むようにしましょう。
考え方を変えてみる!仕事との楽な向き合い方
会社での評価=自分の価値と考えない
まずは、会社での評価が自分のすべての価値を決定するものではないと考えることが重要です。
会社での評価は一つの側面であり、仕事の成果や貢献度を示す指標の一つに過ぎません。
自分の価値は個人の人間性や多様な能力など、さまざまな要素によって形成されるため、会社での評価を重視しすぎないようにしましょう。
会社での評価は占いのようなもの。「評価は相手がするもの」という考えは正論ですが、他人軸で生きると評価に振り回されてしまいます。
自分の評価は自分でするようにしましょう。
自分がやらなくても誰かがやる
責任感で必要以上に仕事を抱え込んでしまう場合は、「自分がやらなくても誰かがやる」と考えてみましょう。
仕事に責任感は必要ですが、トラブルや遅延があると精神的に追い込まれ、辞めたい気持ちにつながるケースがあります。
すべての仕事を引き受けるのではなく、「そもそも本当に自分がやるべき仕事か?」「周りにお願いできないか?」と考えることが大切です。
仕事はやればやるほど増える
仕事はやればやるほど「できる人」とみなされ、増えてしまうケースがあるため、自分のペースで進めてみるようにしましょう。
仕事に追われる日々が続くと、気づかぬうちに疲労が蓄積し、いつかは心と身体を壊してしまいます。
「仕事はなくならないもの」と考えて、自分のペースを保つことに注力すれば余裕が出てくるはずです。
過度な仕事量はクオリティの低下やミスの増加にもつながります。上司への相談やスケジュールの見直しを図ることも大切です。
自分に合った仕事を見つけるために
自己分析の方法
自分に合った仕事を見つけるためには、自己分析が欠かせません。
まずは以下の方法を試してみましょう。
- 強み・弱み分析:自分の得意分野や苦手分野を明確にする。過去の経験や実績、受けたフィードバックを参考にする。
- 価値観の整理:仕事に求める価値観(やりがい、報酬、ワークライフバランスなど)を優先順位付けする。
- スキル棚卸し:自分の持っているスキルや知識を洗い出し、伸ばしたいスキルを特定する。
- ライフラインの振り返り:これまでの人生の経験を時系列で振り返り、自分の興味や情熱の変化を把握する。
自己分析を通じて、自分の強みや価値観、スキルを明確にすることで、それらを活かせる仕事を見つけやすくなります。
また、自己理解を深めることで、キャリアの方向性を定めることができます。
自己分析は継続的に行うことが大切です。定期的に自分自身と向き合い、キャリアプランを見直していきましょう。
自己分析からの適職探しならこちらの記事もオススメです!
キャリアカウンセリングの活用
自分に合った仕事を見つけるために、キャリアカウンセリングの活用をおすすめします。
キャリアカウンセラーは、クライアントの適性や価値観、スキルを客観的に評価し、キャリアの方向性について助言を提供します。
カウンセリングを通じて、以下のようなメリットが得られます。
- 自己理解の深化:自分の強みや弱み、価値観などを客観的に分析できる。
- キャリアプランの明確化:短期的・長期的なキャリア目標を設定し、具体的なアクションプランを立てられる。
- 適職の発見:自分の適性に合った職種や業界を見つけられる。
- 転職支援:履歴書・職務経歴書の作成、面接対策などの実践的なサポートを受けられる。
キャリアカウンセリングは、企業の人事部門や、外部のキャリアコンサルティング会社、公的機関(ハローワークなど)で受けられます。
自分のキャリアに悩んだら、一人で抱え込まずに、専門家のサポートを積極的に活用しましょう。
キャリアカウンセリングならパーソナルファイルがオススメ!
パーソナルファイルはキャリアパーソナリティ診断を使って個人のパーソナリティを分析した上でのカウンセリングなので、根拠が違います。
パーソナルファイル【相性転職・就職】
パーソナルファイル【相性転職・就職】とは、キャリアパーソナリティ診断と最先端のAI技術を融合させた、
20代の可能性を最大限引き出す次世代の就職・転職支援サービスです。
全80タイプから自分の強み・特性をふまえて相性がいい適職でキャリアチェンジができます。
\すでに2,189名が相性がいい仕事にキャリアチェンジ!/
朝、仕事前に泣くことについてよくある質問
- ストレスで涙が出る理由は?
-
ストレスが蓄積されると、感情が過剰に刺激されることがあり、その結果として涙が出ることがあります。
特に朝は新しい一日の始まりであり、取り組まなければならない課題やプレッシャーが意識されることが多いです。そのため、ストレスが高まり涙が出やすくなる傾向があると言われています。
- 仕事中に涙が止まらなくなる原因は何ですか?
-
仕事中に涙が止まらなくなる原因には、ストレス、不安、圧力、疲労、感情の抑制が緩んでしまったことなどが考えられます。また、心理的な問題や職場環境の影響も関係しているケースも多いです。
- 仕事に行きたくない理由は何ですか?
-
仕事に行きたくない理由には、ストレス、不満、モチベーションの低下、職場環境の不快さ、仕事内容や役割への不満、ワークライフバランスの崩れなどが考えられます。
- 泣くと精神状態はどうなる?
-
泣くことで感情を解放し、ストレスや不安を和らげることができる場合があります。副交感神経が活性化し、血管を広げ脳の血流がよくなることで、リラックス状態になるためです。
- ストレスが限界にきているときのサインは?
-
ストレスが限界に達しているときのサインには、不眠、過食または食欲不振、イライラ、集中力の低下、身体の痛みや不快感、感情の不安定さなどが挙げられます。
- HSPの人は泣きやすい?
-
HSP(Highly Sensitive Person)の人は、泣きやすい場合が多いです。感受性が高く、外部からの刺激に敏感なため、感情を強く受け止める傾向があります。
- すぐに泣いてしまうのはHSPが原因ですか?
-
すぐに泣いてしまう原因は個人によって異なりますが、HSPの人は外部刺激に対して敏感であり、感情を強く受け止める傾向があるため、泣きやすい場合があります。
- 朝泣いてしまうほど仕事が辛い。退職すべき?
-
朝泣いてしまうほど仕事が辛い場合、その原因や背景をよく考えることが重要です。
仕事環境や役割に不満がある場合や、精神的・身体的な負担が大きい場合は、転職やキャリア変更を検討することが適切な場合もあります。
しかし、一時的なストレスや不満に対処するためには、コミュニケーション方法やストレス管理方法を変えるなど、他の解決策も考えられます。
朝、仕事前に泣くことについてのまとめ
今回は、仕事に行きたくなくて朝泣いてしまうことについて解説しました。
仕事に行きたくなくて朝泣くのは、心身の不調を示すサインであることをまず受け止める必要があります。
「自分はまだ大丈夫」「甘えていると思われる」と自分の体調を無視すると、気づかないうちに心の病が重症化しているケースもあるため注意が必要です。
自分が自覚している以上にストレス過多になっている可能性もあるので、まずは対処法を少しずつ試してみましょう。
- 何が辛いのか言葉にしてみる
- 信頼できる人に話してみる
- 心療内科を受診してみる
- 異動願いを出す
- 休職して時間をおく
- 退職・転職を検討してみる
- 退職代行を検討する
パーソナルファイル【相性転職・就職】
パーソナルファイル【相性転職・就職】とは、キャリアパーソナリティ診断と最先端のAI技術を融合させた、
20代の可能性を最大限引き出す次世代の就職・転職支援サービスです。
全80タイプから自分の強み・特性をふまえて相性がいい適職でキャリアチェンジができます。
\ すでに2,189名が適職を知ってキャリアチェンジ!/