ハローワークに必要な持ち物とは？【結論：初めての場合手ぶらでもOK】

「ハローワークで必要な持ち物って何？」

「ハロワークではどんなことができるの？」

ハローワークは、求職相談や失業保険の申請など、就職に関する幅広い役割を持っています。

しかし、申請や手続きに必要な書類が分からず、利用を迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではハローワークを利用する目的別に、必要となる持ち物を徹底解説していきます。

ハローワークでできる手続き内容や利用する流れについても解説していくので、再就職や転職を考えている方必見の内容です。

結論：初めてハローワークに行く場合は手ぶらでOK

初めて訪問するなら手ぶらで問題ない

ハローワークを初めて訪問する際は、基本的に手ぶらでも問題ありません。

ただし、担当者の方から聞いた話や、今後についての流れをメモしておくためにも、最低限、筆記用具を持っていくことをおすすめします。

また特定の手続きを予定している場合は、身分証明書や履歴書などが必要となるため、訪問時にどのようなサービスが必要かを考え、それに応じた準備をしておくと良いでしょう。

2回目以降の利用で必要な持ち物

ハローワークを2回目以降に利用する際には、履歴書や職務経歴書など、求職活動で使う書類が必要となります。

加えて、個人識別情報を証明するための身分証明書や、ハローワークカードも忘れずに持参しましょう。

また、失業保険の受給資格者の方は、被保険者証や通帳、印鑑などが給付金の申請に必須なため準備しておきましょう。

ハローワークカードとは？

ハローワークカードとは、求職者登録を行った際に発行される身分証明書のようなものです。

カードには、登録者の基本情報や職業経歴などが記載されており、就職活動において重要な役割を果たします。

ハローワークカードは、利用者がハローワークのサービスをよりスムーズに利用するための重要なツールで、失業保険の申請にも必要になるため、大切に保管しておく必要があります。

ハローワークとは

ハローワークとは、就職活動を支援する国の機関であり、失業時の相談や職業訓練など幅広いサービスを提供しています。

また、ハローワークに登録することで、失業保険の給付も受けられます。

さらに、ハローワークでは各種助成金の申請手続きの支援も行っているため、求職者だけでなく、雇用者にとっても重要な役割を担っているといえます。

ハローワークの営業時間

ハローワークの営業時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までで、祝日や年末年始は閉庁することが一般的です。

ただし、各ハローワークによっては、土曜日の開庁や時間延長を行っている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

また、施設によっては予約制を取り入れていので、スムーズに利用したい場合は来庁前にホームページで詳細を確認するか、直接電話で問い合わせるのがオススメです。

ハローワークは誰でも利用できる？

ハローワークは、誰でも利用できる公共の施設で、職を求めている方だけでなく、キャリアアップを目指す人の支援も行っています。

求人情報の提供はもちろんのこと、職業相談や職業訓練など、様々なサービスを提供しており、これらは全て無料で受けることができます。

訪問するハローワークはどこでもいい？

ハローワークは、全国にある事業所のいずれを利用しても問題はありませんが、なるべく住所地の施設を利用するのがおすすめです。

住所地のハローワークを利用することで、地域に密着した求人情報の提供を受けられるため、引っ越しを考えていない方であればより便利に活用できます。

ただし、転職活動などで他の地域の求人に興味がある場合には、所在地以外のハローワークで情報を得ることも可能です。

それぞれのハローワークによって扱っている情報やサービスには差があるので、事前に確認しておきましょう。

ハローワークインターネットサービスとは

ハローワークインターネットサービスは、自宅からでも求人検索や雇用保険の手続きができるシステムです。

全国の求人情報に手軽にアクセスして、希望の条件に合う職種を効率的に検索することができ、履歴書や職務経歴書の電子データの送付も可能です。

利用登録は簡単で、ハローワークでの初回登録後にログインIDとパスワードを設定することで、どなたでも利用開始できます。

ハローワークでできること

職業相談

ハローワークの職業相談では、経験やスキル、希望する業種や職種を詳しくヒアリングし、その上で最適な求人情報を紹介してくれます。

また、キャリアチェンジを考えている方向けに、新しい職業や業界への適性、必要な資格情報なども提供しています。

そのため、安定した職を求める方からキャリアアップを目指す方まで、幅広いニーズに応えることができるサービスです。

専門的なハローワークの紹介

ハローワークには、職種や業界に特化した専門的な相談窓口が設けられており、特定の分野に焦点を当てた細やかなサポートを提供しています。

例えば、医療やIT、製造業など、専門業界に精通したスタッフが配置されており、分野特有の求人情報や資格要件、業界の動向など、深い知識を基にしたアドバイスを受けることができます。

また、ハローワークの中には、中高年の方や障害を持つ方、外国人求職者向けの特化したサービス窓口もあるため、様々な背景を持つ求職者に対応することが可能です。

職業訓練の紹介

ハローワークでは、求職者のスキルアップや再就職のサポートとして職業訓練の紹介も行っています。

例えば、ITスキルの向上を目指すプログラミング講座や、医療関連の資格取得をサポートする研修などがあり、一定の条件を満たす求職者は無償、または低コストで受講することが可能です。

また、訓練終了後には再就職のサポートも充実しているため、新たなキャリアを構築したいと考えている方にもおすすめできます。

失業保険の手続き

ハローワークでは、失業後に働いていた期間に応じて一定の給付が受けられる、失業保険の手続きを行うことができます。

失業保険を申請する際は、ハローワークに求職の申し込みをして、雇用保険の被保険者手帳や解雇通知書、給与明細などの書類を提出する必要があります。

失業の理由や雇用形態、勤務期間などによって給付の条件や金額が異なるため、ハローワークのスタッフに相談して再雇用までのサポートを受けましょう。

就職活動のサポート

ハローワークでは、求職者の希望する職種や業界に合わせて、就職活動に役立つサポートを行っています。

例えば、求人情報の紹介や企業との面接のセッティング、履歴書や職務経歴書の添削サービスなどが提供されており、求職者の様々なニーズに対応可能です。

また、面接対策のセミナーや模擬面接の実施、就職活動に必要な基礎知識を学ぶワークショップなど、初めて転職する方でも安心の支援が充実しています。

求人の問い合わせ

ハローワークでは、さまざまな業種や職種、地域にわたる求人情報が豊富に蓄積されているため、自身の希望に合う仕事を効率的に探すことができます。

気になる求人があった際は、ハローワークのスタッフを通じて企業の詳細や待遇、勤務条件などの具体的な内容の問い合わせも可能です。

また、ハローワークでは、求人情報の信頼性を確保するためのチェックも行われているため、安全に仕事を選べます。

【目的別】ハローワークで必要となる持ち物一覧

求職登録の手続き

ハローワークでの求職登録では、履歴書や職務経歴書などの基本的な就職活動用の書類に加えて、身分証明書や資格証明書が求められます。

求職登録の手続きをよりスムーズに進めるためには、ハローワークの窓口で求職者登録カードを記入する必要があります。

また、手続き当日は早めに出向くことで、万が一の書類不備や追加情報の要求にも対応できるため、余裕のあるスケジュールで訪問するようにしましょう。

雇用保険の手続き

ハローワークでの雇用保険の手続きには、解雇通知書や雇用保険被保険者証などの書類が必要です。

また、雇用保険の受給資格確認に際して前職の給与明細や退職証明書なども必要となるため、事前に必要な書類を確認しておきましょう。

なお、雇用保険の手続きには期限があるため、持ち物のリストアップ等必要な準備は早めに済ませておきましょう。

雇用保険の初回認定日に行く場合

初回認定日は、失業保険の給付を受けるために、失業状況の確認と今後の就職活動に関する説明を受けます。

ハローワークでの雇用保険の初回認定日には、離職票や身分証明書、求職登録カードなどが必要です。

また、就職活動の進捗を示すために履歴書や職務経歴書が必要となるケースもあるため、事前に用意しておくと良いでしょう。

2回目以降の認定日に必要な持ち物は？

ハローワークでの2回目以降の認定日には、失業認定申告書と個人番号カード（または通知カードと写真付き身分証明書）の持参が必要です。

認定日は、失業保険の給付を継続する手続きなど、必要な支援を受けるための機会でもあります。

失業認定申告書では、就職活動の進捗状況を詳細に申告する必要があるため、必要書類を持参のうえ書類を正確に記入することで認定手続きを円滑に進められます。

職業相談

ハローワークでの職業相談には、履歴書や職務経歴書の持参し、資格やスキルに関する質問を準備しておくと良いでしょう。

また、面接時の服装や態度についてもアドバイスを受けられるため、相談の際には面接を想定した準備をしておくことが望ましいです。

職業相談をする際は、自己分析ができているとより具体的で有益な指導を受けやすくなるため、事前の自己分析をしっかりと行い、積極的に相談に臨みましょう。

求人検索の依頼

ハローワークで求人検索の依頼をする際は、自分の職歴やスキルに合った求人を効率的に見つけるために、必要な情報を整理しておくことが重要です。

履歴書や職務経歴書、そして希望する職種や勤務地、給与などの条件を記したメモを準備しておくことで、自身に合った求人を検索しやすくなります。

また、資格や技能証明書もあるとより具体的な相談が可能になるため、あらかじめ準備を整えてからハローワークを訪問するようにしましょう。

紹介状の受け取り

ハローワークにおける紹介状の受け取りには、身分証明書と求職登録カードが必要です。

紹介状には、求人企業に直接応募する際に必要となる書類であり、ハローワークを通じた正式な応募手続きの証明となります。

ただし、紹介状は有効期限があるため、受け取った後は速やかに応募手続きを行うようにしましょう。

職業訓練の案内

ハローワークで職業訓練の案内を受ける際は、身分証明書と求職登録カードが必要になります。

職業訓練に参加する意志があることを明確に伝え、どのような訓練を希望しているかを事前に考えておくと良いでしょう。

また、訓練に必要な書類や情報があれば、それらの持参が求められることもあります。

雇用保険受給資格者証とは

雇用保険受給資格者証は、ハローワークで失業保険を申請する際に必須の書類です。

雇用保険受給資格者証は、失業保険の給付を受ける権利があることを示す証明書で、離職した際にハローワークから発行されます。

万が一無くしてしまった場合も再発行可能ですが、失業認定日にこの書類がない場合、手当を受けとることができないため 大切に保管しておきましょう。

失業保険の手続き

ハローワークにおいて失業保険の手続きを行う際は、雇用保険被保険者証が必要です。

加えて、保険給付の資格を確認するために、身分証明書や前職からの退職証明書、給与明細などが必要となる可能性もあるため、事前にしっかりと整理しておきましょう。

手続きの際には、迅速に処理を進めるためにも、書類は全て揃えて訪問することが大切です。

失業認定申告書とは

ハローワークにおける失業認定申告書は、失業状態を申告し、失業保険を受給するための重要な書類です。

失業認定申告書の提出には、本人確認ができる身分証明書や雇用保険被保険者証が必要となり、前職の退職理由や就職活動の状況を正確に記入することが求められます。

手続きを円滑に進めるためにも、申告書の記入内容を事前に確認し、必要な情報を整理しておくことが大切です。

雇用保険被保険者離職票とは

ハローワークで失業保険を申請する際に必要なのが雇用保険被保険者離職票です。

離職票は前職の会社から発行され、雇用保険に加入していた期間や離職の理由などが記載されています。

なお、失業保険の申請手続きにあたっては、離職票の他に身分証明書やハローワークカードが求められることもあります。

面接対策や履歴書添削の実施

ハローワークで面接対策の指導や履歴書の添削を受けるには、現在の履歴書や職務経歴書の持参が必要です。

面接対策では、実際の面接を想定した服装や態度を意識することで、リアルなフィードバックを得られるでしょう。

履歴書添削を依頼する際は、自己PRや志望動機を明確に記載したものを用意しておき、専門のスタッフから具体的な改善点を指摘してもらうことで、評価されやすい履歴書の作成が可能です。

セミナーや講習への参加

ハローワークでセミナーや講習へ参加する際は、事前の申し込み確認書と筆記用具を持参しましょう。

セミナーや講習では、職業選びやキャリア形成に関する情報を多く発信しているため、学んだ内容をメモするために、ノートや筆記用具の準備も忘れずに行いましょう。

再就職が決まったとき

ハローワークを通じて再就職が決まったときは、新しい職場の雇用契約書を持参してください。

再就職手続きには、新たな職場からの雇用契約書の他に、身分証明書や雇用保険被保険者証の提出が必要になることが多いです。

さらに、再就職に伴う各種変更がある場合は、その情報を更新するための書類も必要となる場合があるため、事前に必要な書類を確認し、準備しておくと良いでしょう。

ハローワークへ訪問する際の服装

基本的には私服でも問題ない

ハローワークへの訪問時の服装は、基本的に私服で問題ありません。

ただし、職業相談などからそのまま面接などのステップに進む可能性もあるため、清潔感のある服装を心がけると良いでしょう。

実際に就職活動中の方は、面接にも使えるビジネスカジュアルなど、少しフォーマルな服装を選ぶことをお勧めします。

セミナーや面接練習があるならスーツがおすすめ

ハローワークでのセミナーや面接練習に参加する際は、スーツを着用することをおすすめします。

スーツは就職活動における標準的な服装であり、面接官に対して真剣に取り組んでいる姿勢を示すことができます。

また、スーツやオフィスカジュアルの服装を着用していることで、より実践的な面接を意識できるでしょう。

好印象となりやすい服装のポイント

ハローワーク訪問時に好印象を与える服装のポイントは、清潔感と適切な服装です。

服装はシンプルで整っているものを選び、鮮やかすぎる色や過度な装飾は避けましょう。

また、アイロンがきちんとかけられている、清潔な靴を履くなど、細部にも注意を払うことが大切です。

ハローワークの利用の流れ

求職登録の手続きを行う

ハローワークでの求職登録の手続きは、就職活動の第一歩です。

訪問時には、身分を証明するための公的な証明書や履歴書、職務経歴書などを持参しましょう。

登録後は、担当者によるカウンセリングを受けたり、ハローワーク内で開催されるセミナーや研修に参加することも可能です。

ハローワークカードを受け取る

ハローワークにで求職登録が完了すると、ハローワークの利用で必要となるハローワークカードを受け取ることができます。

ハローワークカードには、求職者の情報や登録番号が記載されており、求人応募や失業保険の申請など、各種サービスで必要となります。

カードを受け取った後は、求人情報の閲覧や、職業相談、面接練習など、ハローワークが提供する各種サポートを活用することが可能です。

端末や窓口で求人検索をする

ハローワークでは、登録後に専用の端末や窓口を利用して求人検索を行います。

端末では、地域や職種、雇用形態など、様々な条件を指定して求人情報を検索することが可能です。

求人情報は日々更新されているため、定期的に検索を行い、希望に合った求人はすぐに応募手続きを進めるようにしましょう。

職員に仕事探しの相談をする

ハローワークでは、求職登録後に職員に仕事探しの相談を行うことで、自分の希望や適性に合った仕事を見つけるサポートを受けることが可能です。

これまでの経験やスキル、希望する勤務条件をを基に、相談員が求人を紹介してくれます。

また、市場の動向や求められるスキルなど、自分では気づかない新たな職業選択肢を発見する機会にもなります。

求人に応募する

適切な求人を見つけたら、ハローワークを通じて応募を行います。

応募の際には、ハローワークカードの提示が求められることが多く、履歴書や職務経歴書を求人企業に提出する必要があります。

応募書類の書き方や面接の対策については、相談員からアドバイスを受けられるため、積極的に活用して就職の成功率を高めましょう。

採用面接を受ける

ハローワークを通じて求人に応募し採用面接を受けることで、企業と求職者が直接対話を行い、お互いに適正を確認することができます。

面接前には、ハローワークで提供される面接対策セミナーや、個別のアドバイスを受けることができるため、面接官への礼儀正しい態度や明確な自己表現ができるように練習しておきましょう。

また、面接当日は清潔感のある服装を着用して、時間に余裕をもって現場に到着することが大切です。

ハローワークの予約の仕方

ハローワークの予約は、電話や公式ホームページから申請することができます。

予約後、ハローワークから受付票を受け取り、次回訪問時に提示しましょう。

また、マイページを持っている場合、そのホーム画面から受付票を表示できます​。

ハローワークに関するよくある質問

ハローワークは求職登録だけの利用も可能？

ハローワークでは求職登録だけの利用も可能です。登録を行うことで、求人情報を受け取ることができます。登録後は、自宅からインターネットを使って求人を検索することもできます。

ハローワークを初めて利用する際は在職中でも可能？

ハローワークのサービスは、在職中の方でも利用できるため、転職を検討している方にもおすすめです。

ハローワークの利用に予約は必要ですか？

ハローワークの利用に予約は必要ありません。いつでも自由に訪問して、不明点を相談員に尋ねることができます​​。ただし、平日の朝は混み合うことが予想されるので、比較的空いている週の半ばに午後を狙って行くか、雨の日を狙うと良いかもしれません。

ハローワークに初めて行くのは怖いですか？

ハローワークは、就職や転職に関する悩みを持つ人々をサポートするための施設なので、不安を感じる必要はありません。ただし、相談員はランダムで決まるため、相性が悪いと感じたら別のハローワークへ訪問するのも手段の一つです。

まとめ

今回は、ハロワークで必要になる持ち物について解説していきました。

ハローワークは、職業相談や求職の検索、面接対策や各種セミナーに至るまで様々な用途で利用することができます。

しかし、利用目的ごとに必要な手続きや持ち物が異なるため、事前にしっかりと確認して過不足なく書類を準備しておくことが大切です。

ハローワークでの転職や再就職をよりよい結果にできるように、本記事を参考に必要な持ち物を確認してみてはいかがでしょうか。