「介護士を辞めて他業種に転職したい」
「介護士からの転職におすすめの職業・職種を知りたい」
介護士は、現場で培った経験や知見を活かして、医療・福祉の分野をはじめ他業種への転職も可能です。
しかし、「どのような転職先がおすすめ?」「介護と全く関係のない業界・業種へ転職できる?」など、転職先で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、介護士からのおすすめの転職先17選を、タイプ別に徹底解説していきます。
介護士で培った活かせるスキルも紹介しているので、介護士で転職したい方に必見の内容です!
介護士から転職できる?
介護士からの転職は、十分に可能です。介護の現場で培った経験や知見を活かして、医療や福祉の分野へ転職できます。
また、介護から異業種への転職は難しいと言われていますが、介護士で鍛えられた体力やコミュニケーション力などは異業種でもアピールできます。
そのため、業界・業種関係なく、自分の興味のある分野で新たなキャリアをスタートすることもできます。
介護士からの転職で考えられる選択肢
選択肢1:介護・福祉業界を続ける
介護士からの転職を考える際、最初に考えられる選択肢は介護・福祉業界を続けることです。
長年の経験や専門知識を活かすことができるため、同業界への転職は最も現実的であり、安定性も確保できます。
ただ、同じ業界内での転職は、職場環境や待遇の改善に限界があるので、希望の職種や働き方を明確にして、具体的な転職活動を進めることが重要です。
例えば「介護施設での直接のケア業務から、福祉サービスのコーディネート業務や社会福祉士などの専門職へ転職する」というように、具体的な道筋を描くことが大切です。
選択肢2:介護業界と似た業界へ転職する
介護士からの転職においては、介護業界と似た業界へ転職するのもおすすめです。
介護業界と似た業界であれば、前職でスキルや経験を活かせるので、新たな業界でも比較的挑戦しやすいメリットがあります。
例えば、医療業界や福祉業界などは、介護士と同じく人々の健康や生活をサポートする役割を担っているため、介護士としての経験が活かせる可能性が高いです。
選択肢3:介護経験やスキルを活かせる異業種へ転職する
介護士の経験やスキルは、幅広い分野で活かすことができるので、異業種にチャレンジすることも選択肢の一つです。
例えば、介護士で培った人間関係の構築スキルやコミュニケーション能力、問題解決力は、顧客対応を必要とする営業やカスタマーサービスの仕事でも高い評価を受けるでしょう。
また、介護技術や医療知識は、医療機器の営業や健康関連の商品開発などにも役立てられます。
選択肢4:介護と関係ない業種へ転職する
介護士からの転職において、介護と関係ない業種に飛び込むことも選択肢の一つです。
「これまでの経験やスキルを活かせないかもしれない」という不安を感じるかもしれませんが、思わぬところで経歴を活かせる可能性もあります。
例えば、一見全く関係ないように見える飲食業や製造業でも、チームワークを重視する職場においては、介護士での経験がプラスに働くので、介護士の経験が無駄になることはありません。
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介護業界でおすすめの職業
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護業界でおすすめの職業は、介護支援専門員、通称ケアマネージャーです。
介護支援専門員は、介護のプロフェッショナルとして、ホームヘルパーや訪問看護師、ソーシャルワーカーなどと連携し、利用者一人ひとりに最適な介護サービスを提供します。
介護支援専門員は、社会的な意義も大きく、専門性を活かした仕事ができることから給与も比較的高いので、キャリアアップを目指したい方におすすめです。
介護教員(介護士・ヘルパー)
介護教員とは、介護の専門知識を有し、そのスキルと経験を活かして他の介護士やヘルパーの教育や指導を行う仕事です。
直接介護を行う現場から一歩引いて、人材育成に専念することで、介護業界全体の発展に貢献できます。
教育や人材開発に携わることで、自身のスキルを活かしながら新たなキャリアを築けるので、さらに介護業界での経験を積みたい方におすすめです。
介護福祉士
介護福祉士は、高齢者や身体の不自由な人々が自立した生活を送るための支援を行う専門職です。
介護福祉士として働くためには、専門的な知識と技術を持っていることが求められ、国家資格である介護福祉士の資格を取得する必要があります。
高齢化社会が進む日本では、介護福祉士の需要は今後も増えていくため、安定した職場環境を求める人におすすめです。
介護福祉士の具体的な業務は、要介護者の食事や入浴、排泄の介助、レクリエーションの実施、心のケア、リハビリテーションの補助などです。
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、高齢者や障害者が日常生活を送る上で必要な福祉用具の選定や調整、使用方法の指導などを行う専門職です。
具体的には、車椅子や歩行器など、利用者の身体状況や生活環境に合った福祉用具を提案し、その操作方法を指導します。
福祉用具専門相談員になるには「福祉用具専門相談員指定講習」を修了する必要があるので、専門学校や研修などで学ぶことから始めましょう。
介護業界と似たおすすめの職業
保育士・保育補助
保育士・保育補助は、子どもたちの成長と発達をサポートする役割を担っています。
これは、介護士が高齢者の生活を支える役割を担っている点と共通しており、介護と保育は、両者ともに人々の生活を支える仕事といえます。
したがって、介護士で培ったスキルや経験は、保育士・保育補助の業務にも大いに活かせるでしょう。
看護師・看護助手
看護師は、医療チームの一員として患者の健康管理や治療に直接関与します。また看護助手は看護師を補助し、患者の日常生活支援や健康状態のモニタリングを担当します。
看護師・看護助手の仕事では、介護士として培ったコミュニケーション能力や忍耐力、献身性といったスキルを活かせます。
さらに、転職後に専門的な医療知識や技術を学び、資格を取得することで、就職の幅が広がり収入アップも期待できます。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは、利用者や患者が抱える心の問題・悩みを解決するためのサポートを提供する専門職です。
心理カウンセラーは、より深い人間理解が求められるので、介護職で培ったコミュニケーション能力や相手を理解する共感力などを活かせます。
厳密に言えば、介護士は日々高齢者の心理状況を理解し、適切なケアを提供する役割を担っており、その心理状況の洞察力を心理カウンセラーの仕事で発揮できるということです。
- メンタル心理カウンセラー
- メンタルケアカウンセラー
- 臨床心理士
- 公認心理師(国家資格)
- チャイルドカウンセラー
- キャリアカウンセラー
- EAPメンタルカウンセラー など
リハビリ職
リハビリ職では、高齢者が日常生活に必要な身体機能を取り戻し、自立した生活を送るための支援を行います。
リハビリ職と介護士は、人々が生活できるように支援するという点で共通しているので、介護士で培った経験を活かせるでしょう。
また、地域の介護施設や病院だけでなく訪問リハビリの需要も増えており、働き方の選択肢が広がっているので、プライベートを大切にしながら働くことができます。
- 理学療法士(PT)
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理学療法士は、筋肉の強化や関節の可動範囲を増やすためのエクササイズを指導します。
- 作業療法士(OT)
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作業療法士は、日常生活動作の改善や社会復帰を目指すことを支援します。
- 言語聴覚士(ST)
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言語聴覚士は、言語や嚥下障害の改善をサポートします。
ジム・フィットネストレーナー
ジム・フィットネストレーナーは、介護士で培ったコミュニケーション力だけでなく、人の体調管理や健康管理に対する知識も役立てられます。
特にフィットネストレーナーは、健康状態や体力に合わせた運動プログラムを作成し、健康の維持や向上、リハビリテーションに至るまで、運動を通じて人々の生活の質を向上させる仕事です。
これは介護士で得たリハビリテーションスキルやプログラム作成経験と重なる部分が多いので、転職後も活躍できるでしょう。
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介護経験やスキルを活かせるおすすめの職業
一般職・事務職
介護現場では、利用者の介護記録や介護プログラム作成といった事務処理も行うため、経験を活かした一般職・事務職への転職も可能です。
一般職・事務職は、基本的にデスクワークが中心となるので、体力に自信がなく、細かい作業が得意な方におすすめです。
ただし一般職・事務職は、人気のある業種で倍率も高いので、他の職種に比べて転職が難しいという点を認識しておきましょう。
営業職
営業職は、様々な人と接して自社製品やサービスをPRするので、介護士で培った「人と接するスキル」や「相手の気持ちを考えるスキル」を活かせます。
また介護業界にも営業職は存在し、介護サービスや商品の販売促進、新規顧客の開拓、既存顧客との関係構築・維持などが主な業務です。
介護業界の営業職に転職することで、前職の経験を活かしながら年収アップも期待できるので、現在の収入に不満がある方におすすめです。
介護タクシードライバー
介護タクシードライバーは、高齢者や障害者など移動が困難な人々の移動支援を専門的に行う仕事です。
乗車・降車の補助、車椅子の取り扱い、乗客の体調管理など、特別な知識が求められるので、介護士で培った福祉の知識を活かせます。
また、乗客の情報を介護施設や病院などに共有するのも介護タクシードライバーの重要な仕事なので、コミュニケーション能力も必要です。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーは、人材紹介会社や求人情報サービスなどで利用者のサポートをする仕事です。
具体的には、介護業界での仕事の進め方、キャリアパス、職場環境などについてのアドバイスを行います。
介護業界に精通しているからこそ、現場のニーズを理解し、介護士を目指す人々に適切な指導ができます。
キャリアアドバイザーとは、転職希望者に対して転職成功までの様々なサポート業務を行う仕事です。 例えば、求人情報の提供、職務経歴書の書き方を指導、企業との面接セッティング、在籍企業の退職交渉アドバイスなど、トータルサポートを行います。
介護業界と関係ないおすすめの職業
接客・サービス業
介護士で培った思いやりや気配りのスキルは、接客・サービス業で高く評価されるでしょう。
例えば、宿泊業や飲食業で、お客様の細かな要望に対応したり、おすすめメニューの提案をしたりする際に、上記のスキルが活かせます。
教育・学習支援業
介護士での経験やスキルを活かして、新たなフィールドで働きたいと考えているなら、教育・学習支援業もおすすめです。
介護士で培ったコミュニケーション能力や思いやりの心、忍耐力は、教育現場でも大いに役立つからです。
特に、シニア層向けの教育サービスを提供する職種は、高齢者と関わって得た知識や経験を活かせる介護士からの転職者にとって理想の転職先でしょう。
教育・学習支援業の一例として、成人教育の講師やライフスタイル教育のコーディネーター、介護予防教室の講師などがあります。
教育・学習支援業では、介護の現場で得た知識や技術を活かせるのはもちろん、自身の経験を交えた価値のある授業を提供できます!
IT業界
介護士として培ったコミュニケーションスキルや問題解決能力は、IT業界でも非常に有用です。
現在、急速なデジタル化の波に乗って介護業界自体も変化しており、ITソリューションが介護現場で活用されはじめています。
介護現場に特化したより良いITソリューションを作るためには、現場の経験を持つ人材が必要で、今後益々需要が拡大していくので転職しやすいでしょう。
製造業・建設業
介護士での経験やスキルを活かして、新たなフィールドで働きたいと考えているなら、製造業・建設業もおすすめです。
介護士で培ったコミュニケーション能力やチームワーク、また人々の生活を支えるという使命感は、製造業や建設業でも大いに活きるからです。
そのため、自らの経験とスキルを活かしつつ、社会貢献度の高い仕事に挑戦したいと考える方にぴったりの仕事といえます。
また、製造業・建設業は経済的な安定性もあり、長期的なキャリアプランを考える上でも適しています。
パーソナルファイルとは、キャリアパーソナリティ診断と最先端のAI技術を融合させた、20代の可能性を最大限引き出す次世代の就職支援サービスです。
全80タイプから自分にあう仕事や強み特性を知る事で、適職と出会う事ができます。
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介護からの転職で活かせる強み
コミュニケーション能力
介護士として日々、高齢者やその家族と接する中で、必然的に身についてくるスキルがコミュニケーション能力です。
相手の気持ちを理解し、適切な対話を行う能力は、営業職や事務職、教育業界など、どの職種でも非常に重要なスキルとなります。
また、チームでの仕事が多い介護現場で培われる「同僚や上司と円滑に連携する能力」は、組織で働く際に役立つスキルなので、転職先で大いに活かせるでしょう。
礼儀正しさ
介護からの転職で活かせる強みに、高齢者やその家族、医療スタッフなどと日々接する中で身につく「礼儀正しさ」が挙げられます。
例えば、接客業や営業職では、お客様との良好な関係を築くためには、社会的な礼儀をわきまえた行動が求められます。
また、教育業界や心理カウンセラーなどの職種でも、相手の立場や感情を尊重し、適切な対応をするためには、礼儀正しさが必要となります。
忍耐力
介護からの転職で活かせる強みに、困難な状況にも対応し続ける「忍耐力」が挙げられます。
特に、顧客対応やプロジェクト運営など、長期にわたる取り組みが必要な職種で粘り強さを活かせます。
また、忍耐力はストレス管理能力とも密接に関連しており、適応力のある人材として評価されるので、転職先に好印象を与えることができます。
体力
介護士は、利用者の体重を支えたり施設内を動き回ったりするので、介護からの転職では現場で培った体力や心身のタフさを活かせるでしょう。
例えば、肉体労働が必要な製造業や建設業では、介護士として培った体力が役立ちます。
また夜勤経験があれば、他の職種で夜勤を担当することになっても抵抗が少ないので、転職先でも歓迎される可能性が高いです。
介護からの転職に関するよくある質問
- 介護に求められているものは何?
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介護に求められているものは、主に以下の5つです。
- 健康的な肉体とメンタル
- コミュニケーション能力・協調性
- 人の話に向き合える傾聴力
- イレギュラーにも対応できる柔軟性
- 業務上の難題に向き合える忍耐力と問題解決能力
- 介護から転職する前にするべきことは?
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介護から転職する前にするべきことは、主に以下の6つです。
- 転職理由を言語化する
- 転職軸を明確にする
- 転職条件に優先度をつける
- 職種について知る
- 自分の適職をチェックする
- ポータブルスキルチェックをする
- 介護職に結局戻る人が多いというのは本当?
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他業種へ転職をしても、介護職に戻る人が多いのは事実です。
介護業界全体で人手不足で需要と供給がマッチしており、出戻り職員にとっては溶け込みやすく安心感があるからです。
- 介護士が他業種へ転職することは難しい?
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介護士が他業種へ転職することは難しくありません。
挑戦心があれば誰でも転職可能です。
- 介護士のスキルで転職しても活かせるものはある?
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介護士のスキルで転職しても活かせるものは、主に以下の6つです。
- コミュニケーション能力
- 礼儀正しさ
- 忍耐力
- 体力
- 協調性
- 責任感
- 介護の仕事自体が好きでも体力的にきつい場合はどうしたらいい?
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介護業界で働くことが好きなら、体力的にきつくない「介護事務」「介護タクシードライバー」などの仕事に転職するのがおすすめです。
- 2chやyahoo!知恵袋の企業・施設口コミも参考にするべき?
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2chやyahoo!知恵袋といった口コミも、介護職から転職するときの参考になります。
ただし、口コミはは根拠なく記載されていることも多いため、求人や採用担当者の話から得た情報と照らし合わせながら、正しく情報収集することが大切です。
- いきなり正社員で他業種に転職するのは怖い!他に方法はある?
-
「他業種に転職したいけれどいきなり正社員になるのは怖い」という人には派遣社員がおすすめです。
仮に、合わない職場だったとしても、職場を変えることができるからです。
まとめ
今回は、介護士からのおすすめの転職先17選と、活かせる経験を徹底解説していきました。
介護士は、現場での経験や知見を活かして、医療・福祉の分野や他業種へ転職できます。
また、介護士から転職する際、考えられる選択肢は以下の4つです。
- 介護・福祉業界を続ける
- 介護業界と似た業界へ転職する
- 介護経験やスキルを活かせる異業種へ転職する
- 介護と関係ない業種へ転職する
「介護業界で働くことが好きで続けたいのか」「培ったスキルを少しでも活かしたいのか」はたまた「介護と全く関係のない仕事に挑戦したいのか」自分の軸を明確にした上で転職することが大切です。
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