領事（ESFJ）に向いてる仕事12選！適職や相性の良い職場の特徴を解説【16パーソナリティ】

領事（ESFJ）に向いてる仕事は「指示やルールが明確な仕事」「チームワーク重視の仕事」「コミュニケーション力重視の仕事」です。

また「具体的にどんな仕事なの？」「向いてない仕事は？」など気になる方もいるでしょう。

そこで本記事では領事（ESFJ）の性格特性を掘り下げた上で、どんな仕事が向いてるのか、逆に向いてない仕事は何かを解説していきます。

自己分析や今後のキャリア設計にも活かせるので、ぜひ最後までご覧ください。

結論：領事（ESFJ）の特徴まとめ

領事（ESFJ）とは？性格や特徴を解説

領事（ESFJ）とは「16Personalities 」における性格型の1つ

領事（ESFJ）とは心理学者のカール・ユングのタイプ論を基にした性格診断テストのMBTIにおける16タイプのうちの1つです。

ESFJは「Extroverted（外向型）」「Sensing（感覚型）」「Feeling（感情型）」「Judging（判断型）」の頭文字から成ります。

16Personalities（16パーソナリティ）とは

16Personalities は、MBTI (Myers-Briggs Type Indicator)を参考に作られた無料の性格診断テストです。Webサイト上で簡単な質問に答えるだけで、自分の性格タイプを16種類の中から診断することができます。

4つの指標の組み合わせで計16タイプのいずれかに分類されます。

各人の性格の特性を詳細に分析したもので、個人の自己理解や就活における適職探し、組織でのチームビルディングなどあらゆる目的で使用されています。

領事（ESFJ）を構成する4つの指標

領事（ESFJ）はE（外向型）、S（感覚型）、F（感情型）、J（判断型）で構成されています。

4つの指標	特徴
エネルギーの方向	外向：E	内向：I
	実際に行動してエネルギーを得る	刺激を受け内省することで エネルギーを得る
ものの見方	感覚：S	直感：N
	具体的な事実を重視する	物事の本質を探る
判断の仕方	思考：T	感情：F
	論理的性を重視する	人の感情を重視する
外界への接し方	判断的態度：J	知覚的態度：P
	ものごとを体系的に考え、計画的に行動する	ルールに縛られず臨機応変に行動する

領事（ESFJ）の性格的な特徴

領事（ESFJ）は社交的で思いやりに溢れたお人好しな愛されキャラです。

グループやチームなど集団で行動したがるタイプで、責任感が強く、忠誠心があるため、会社でいうと管理職のようなリーダーとしての活躍が期待できます。

一方で伝統や慣習、ルールに縛られやすい上に臨機応変な対応が苦手な保守的なタイプなので、革新的なタイプとは馬が合わないこともあるでしょう。

「ESFJ-A」と「ESFJ-T」の違いは？

「A型」「T型」の違い

A（自己主張）	T（慎重型）
神経性が低い	神経性が高い
ポジティブ思考	ネガティブ思考
自分の意見をはっきりと言える	周りの目を気にしやすい
単純作業が苦手	注意深く、気配りができる

Aは「自己主張型」、Tは「慎重型」

Aは「自己主張型」、Tは「慎重型」を表しています。

Aは物事をポジティブに捉えるタイプ、Tは物事をネガティブに捉えるタイプです。

神経性が高いか

「A」と「T」の大きな違いは神経性の高さです。

神経性とは感情がどれくらい安定しているかや、ストレス耐性の指標のことです。

「A」は神経性が低くストレスも感じにくい、「T」は神経性が高くストレスにも敏感です。

「ESFJ-A」と「ESFJ-T」の特徴

ESFJ-A

ESFJ−Aは自信過剰で自己肯定感が高く、堂々としています。

他人の意見に左右されづらく、自分の考えに自信を持っており、批判やストレスにも強いです。

ただし自信過剰な故に自己中心的になりやすく孤立することもあれば、他者を信用しないために誤った決断をすることもあります。

ESFJ-T

ESFJ-Tは自己肯定感が低く、ストレスやプレッシャーにも敏感に反応してしまうタイプです。

自分の判断に自信がないが故に決断には慎重でチャンスを逃すこともあります。

一方で自己評価が低いために他者からの信頼を欲しており、チームワークを重要視したり、責任感を持っていたりと組織で活躍しやすい素質を秘めています。

「ESFJ-A」と「ESFJ-T」の割合は？

MBTIの最新データによれば、日本人のESF-Aの割合は3.76%、ESFJ-Tの割合は2.99%となっています。

32種類あるMBTIの種類の中で8位と11位であり、日本人の中では比較的メジャーな傾向にあります。

日本は組織を重んじる文化がありますが、ESFJはチームワークを重視する性格なのでどこででも活躍しやすいタイプといえるでしょう。

領事（ESFJ）の強み・長所

社交的

領事（ESFJ）は社交性に長けており、パーティーやコミュニティなどにに参加し、新しい人間関係を築きたいと考えています。

親切で思いやりがあり「優しい人」という印象を相手に与えるため、初対面の人とでもすぐに打ち解けてしまいます。

仕事においても顧客と打ち解けて信頼を掴み取ったり、新入社員や転職者など新参者が社内に馴染むよう働きかけたりとあらゆる場面で社交性の強みが発揮されるでしょう。

チームプレイが得意

領事（ESFJ）はコミュニケーション力が高く、他者のサポート役にも回れるためチームプレイも得意としています。

各メンバーの意見に共感を示し、意見をまとめるリーダーシップもありますし、悩んでいるメンバーを積極的に助けるフォロワーシップも備えています。

また、プロジェクトやタスクが円滑に進められるよう管理する組織力もあるため、どんな役回りを与えられても活躍できるでしょう。

計画性がある

領事（ESFJ）は計画性にも優れており、タスクやプロジェクトの全体を俯瞰した上で適切な時間管理やリソース管理ができます。

各メンバーの役割や働きぶりを見ながら、必要に応じて人を動かす調整をすることでリスクの発生を未然に防ぎます。

予期せぬトラブルへの対応は苦手ですが、事前に起こり得るリスクの対応策を決めたり、上手くチームメンバーに頼ることで乗り越えられるでしょう。

責任感が強い

領事（ESFJ）は責任感が強いため、目先の仕事で自分の役割を全うし、成果を挙げられるよう尽力します。

誠実に努力することで仕事で高いパフォーマンスを発揮しつつも、周囲のサポートもしっかり行うため、将来的に頼れるリーダーポジションになる場合が多いです。

領事（ESFJ）の弱み・短所

他人の評価を気にしすぎる

領事（ESFJ）は他者の評価や意見を気にしすぎる承認欲求の強いタイプです。

他者評価によって自己肯定感が大きく揺らぐため、他者から批判されれば自己肯定感が著しく低下してしまいます。

他者に依存せず、自己肯定感を高めるためにも自分を客観的に見る努力が求められます。

変化への適応力が低い

領事（ESFJ）は伝統や既存のルールを重視する安定志向なタイプですので、逆に変化への適応力が低いです。

新しいアイデアを拒み、これまでのやり方に固執することで、上手く対応できずに失敗を招くこともあります。

社会のあり方が変われば仕事のやり方も当然変化するものであり、その変化を成長や学びの機会として捉えるよう努めましょう。

自己犠牲精神が強い

領事（ESFJ）は他者の感

情やニーズに敏感で、協調性も高いため、ついつい自分を犠牲にしてでも他者に貢献しようとします。

もちろん他者に尽くすという行為自体は良いことですが、それが過度になると肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。

他者との関係性に境界線を設けることが重要ですし、何から何までサポートしようとする必要はありません。

自己主張が苦手

領事（ESFJ）は他者の感情に敏感で対立を避けたがるため、自己主張が苦手です。

そのため、自分の考えが相手に伝わらず誤解されやすい上に、自分の感情を抑え込むことでストレスも溜まっていきます。

他者の意見を聞くだけでなく、相手に配慮しながら自分の意見を伝えるアサーティブコミュニケーションを身につけるよう努力しましょう。

領事（ESFJ）と相性の良い仕事の特徴

指示・ルールが明確な仕事

領事（ESFJ）は安定志向のため、明確な指示やルールがある仕事に向いています。

マニュアルのあるルーティンワークなどの仕事では、責任感の強さと気配り力を活かして、細部に注意を払いながら質の高いアウトプットができます。

逆に指示やルールが不明瞭、もしくは存在しない場合は不確実性に不安を抱いてしまい混乱してしまいます。

チームワーク重視の仕事

領事（ESFJ）はコミュニケーション力と共感力が高く、責任感もあるため、チームワーク重視の仕事に適しています。

チームメンバーのニーズを敏感に察知できるため、チームの連帯感を高めるリーダーとしての役回りでも活躍が見込めます。

顧客の感情やニーズにも敏感ですので、相手の状況に合わせた対応をすることで、顧客満足度の高い仕事もできるでしょう。

コミュニケーション力重視の仕事

領事（ESFJ）は社交性と共感力の高さに秀でているため、コミュニケーション力重視の仕事に向いています。

相手と良好な関係を築くのが得意なだけでなく、具体的な説明や指示ができるため、チームメンバーやクライアントからの信頼を得やすいです。

また計画的に仕事を進つつも、細部にまで気を配れるため、プロジェクトを滞りなくスムーズに回せます。

領事（ESFJ）に向いてる仕事

人事

領事（ESFJ）は高い社交性と共感性、強い責任感を持ち合わせているため、人事に向いています。

気配りができてコミュニケーション力の高いESFJは、学生や社員の悩みに寄り添い、適切なサポートを提供できるでしょう。

チームワーク重視で多くの人の助けになりたいと考えているESFJにとって人事の仕事は天職の1つといえるでしょう。

広報

領事（ESFJ）は気配りができて、相手の懐に入るのが得意なため、広報にも適しています。

広報は「会社の顔」として見られる仕事でもありますが、ESFJは社交的で人当たりも良いため、会社にポジティブなイメージをもたせられます。

またメディアやSNSでの情報発信なども行いますが、細かやな配慮と強い責任感があるため、炎上のリスクを犯すことなく、効果的なPRを実施できるでしょう。

営業

領事（ESFJ）は高い共感力とコミュニケーション力を持ち合わせているため、営業職に向いています。

営業職ではクライアントの感情やニーズに寄り添う臨機応変さが求められますが、ESFJは相手の求めるものを敏感に察知してきめ細やかな受け答えができます。

またチームワークも大事にするため、チームメンバーや他部署と上手く連携し、企業の売上アップに貢献できるでしょう。

マーケター

領事（ESFJ）は高いコミュニケーション力と、相手の感情を読み解く力に長けているため、マーケターにも向いています。

ESFJは顧客へのインタビューを通して、ターゲット層が何を求めているかを敏感に察知し、そのニーズに刺さる戦略を立案できるでしょう。

メディア運用や広告作成などチーム間で連携が求められる仕事ですが、ESFJはチームをまとめる調整役として、各人の強みを活かせるようサポートできます。

プロジェクトマネージャー

領事（ESFJ）は組織的で計画性があり、責任感も強いため、プロジェクトマネージャーとしての適性もあります。

プロジェクトマネージャーの仕事ではプロジェクトを円滑に進める計画力や、チームメンバーを適切に動かす統率力が求められますが、ESFJはこれらのスキルセットを持ち合わせています。

細かな問題を速やかに見つけて解決したり、期限通りに質の高い納品物を作り上げたりなど信頼されるリーダーとしての地位を確立できるでしょう。

教師

領事（ESFJ）は強い責任感に細やかな気配り、高いコミュニケーション力があるため、教師としての適性もあります。

生徒一人ひとりに真摯に向き合い、悩みに寄り添えることから生徒からも好かれやすい上に、保護者とも円滑に関係を築くことで教育者として高い評価を得られる可能性があります。

自分の指導した子どもたちの人としての成長を見られるため、強いやりがいを感じられるでしょう。

市役所職員

領事（ESFJ）は社交的で共感力も高い上に、人助けに喜びを感じるタイプなので市役所職員に向いています。

市役所での仕事は市民の対応業務に追われますが、ESFJは各市民のニーズを的確に把握して、思いやりのある受け答えができるでしょう。

加えて市役所は定型的な業務が多いため、ルーティンワークが得意なESFJにはうってつけです。

保育士

領事（ESFJ）はコミュニケーション力が高く、細かいところへの配慮もできるため、保育士にも向いています。

保育士は子どもたちの悩みやニーズに対応しながらも、子供が危ない目に合わないよう注意深く観察します。

人助けが好きなESFJは、子どもの成長を見届けられることに大きなやりがいを感じられるでしょう。

カウンセラー

人助けが好きで他者の感情や悩みを敏感に感じ取る領事（ESFJ）はカウンセラーにも向いています。

ESFJは様々な悩みをもつクライアントに深く共感し、気を配りながらも問題解決に向けて共に歩むことができるでしょう。

ただしクライアントの抱える問題が重いと自分も落ち込んでしまうことがあるため、一定の境界線は敷く必要があります。

医療事務

領事（ESFJ）は社交性が高く、書類やデータの管理も得意としているため、医療事務に向いています。

サービス精神豊富なESFJは医療スタッフや患者に気を利かせて、サポートすることにやりがいを感じられます。

また業務の多くはルーティンワークですので、臨機応変な対応を求められてストレスが溜まることも少ないです。

イベントプランナー

社交的で計画性があり、チームプレイを好む領事（ESFJ）にはイベントプランナーの適性も高いです。

計画的で細部にまで注意を払えるため、イベントの段取りを抜かりなく詰めて、当日までのスケジューリングも適切に管理できるでしょう。

またESFJはイレギュラーな事態への対処が苦手ですが、イベント当日までにあらゆるリスクを考慮し、事前に策を講じることで当日の急な予定変更にも順応できます。

ソーシャルワーカー

社交的でサービス精神のある領事（ESFJ）はソーシャルワーカーにも向いています。

共感力の高いESFJはクライアントの感情にとことん寄り添い、問題の解決に向けて奔走できます。

ただしクライアントに共感するあまり、精神的な負担も大きい仕事になるため、プライベートで趣味やリラックスする時間を設けることも重要です。

領事（ESFJ）がマッチする職場環境の特徴

他人との交流が多い職場

領事（ESFJ）は1人で作業するよりも、他人との交流が多く和気あいあいとした職場が適しています。

同僚との共同作業が多かったり、定期的なミーティングがあるなど、結束したチームワークの中で仕事をすることで高いモチベーションを発揮します。

また人助けも得意なので新人や後輩のメンターになれば頼れる先輩として慕われるでしょう。

イレギュラーな対応が起きづらい職場

領事（ESFJ）は明確なルールやマニュアルがあることに安心感を覚える一方で、イレギュラーな対応は苦手としています。

臨機応変さが求められる職場だと冷静さを欠くことで仕事の質が下がり、活躍が見込みづらくなるでしょう。

特に行政機関や大手企業はイレギュラーな対応が少なくESFJに適していますが、ベンチャーやスタートアップはイレギュラーな対応が多いため向きません。

具体的な指示と目標がある職場

領事（ESFJ）は仕事における指示や目標が明確な上で仕事したいと考えています。

明確なマニュアルや役割、目標があることで、目標達成に向けてチームメンバーと協力しながら邁進できます。

一方で自由度の高い仕事や抽象的な目標が設定されるような職場だと、自身の決断に迷いが生じてしまい、なかなか捗らないでしょう。

領事（ESFJ）に向いてない仕事の特徴

1人での作業が多い仕事

領事（ESFJ）は社交的でチームで仕事をすることを好むため、1人での作業が多い仕事には向いていません。

上記のような仕事はリモートワークなど1人で作業するものが多く、社交的で気配り上手なESFJの強みが活かせず、やりがいを感じられない可能性があります。

人と接する機会の多い仕事やチームワークを活かせる仕事でこそESFJの強みが発揮しやすく、周囲からも高い評価を勝ち取れます。

臨機応変な対応が求められる仕事

領事（ESFJ）はルーティンワークや安定した仕事を好む一方で、臨機応変な対応が求められる仕事が苦手です。

上記のような仕事は即興の振る舞いやクライアントによる予定変更が起きる仕事ですが、ESFJはうまく立ち振る舞えずにストレスを感じやすいです。

自身の計画が狂うことに混乱し、仕事の質も低下しやすいため、予測可能な仕事を選びましょう。

抽象的な理論に基づく仕事

領事（ESFJ）は具体性や実用性にこだわるタイプですので、抽象的な理論に基づく仕事は苦手です。

ESFJは物事を直感的に理解しようとしますが、抽象的な理論は直感的に理解できるものではないため、ESFJは人一倍理解に苦労します。

また、こうした研究職は1人での作業も多いため、チームでの仕事ができないことに不満を抱えてしまうでしょう。

自由度の高い仕事

領事（ESFJ）はルールやマニュアルが明確な仕事を好むため、それらが不明瞭な自由度の高い仕事には不向きです。

一般的に自由度の高い仕事は裁量のある仕事で自己管理や独創性が求められる仕事です。

しかしESFJはルールやマニュアルがないことに不安を感じ、何をすればいいかわからず混乱してしまうでしょう。

競争の激しい仕事

領事（ESFJ）はチームワークを大事にするタイプですので、競争の激しい仕事には不向きです。

競争の激しい仕事では仲間意識よりもライバル意識の方が芽生えてしまい、殺伐とした環境でプレッシャーにさらされ続けるでしょう。

チームワークを重視するESFJはこうした緊張関係に強いストレスを感じてしまい、成果を挙げられずに自信を失いかねません。

領事（ESFJ）が避けるべき仕事

フリーランス

フリーランスは個人で仕事する場合が多く、収入も会社員よりも不安定なので、安定志向でチームプレイが好きなESFJ（領事館型）には向きません。

フリーランスは仕事をいきなり失うリスクがあるため、収入面で高い月もあれば低い月もあるなど不安定です。

また近年の主流であるWeb系フリーランスの多くは個人で仕事をする時間がメインとなるため、1人が苦手なESFJはストレスを感じやすいです。

研究者

ESFJ（領事館型）は具体性や実用性にこだわるタイプですので、抽象的な理論をテーマとする研究者には向きません。

ESFJはそもそも抽象的な思考も、1人で研究に没頭するのも苦手です。

加えて研究者の働き方はフレキシブルですので、安定した働き方を好むESFJとはミスマッチです。

弁護士

弁護士は論理的な思考力が求められる上に、激しいストレスとプレッシャーにさらされる仕事です。

ESFJ（領事館型）は論理よりも感情を重視するタイプですので、弁護士として判断を誤ることがあるでしょう。

またESFJはストレス耐性があまり強くない傾向にあるため、ストレスに耐えきれず精神的に病んでしまう可能性もあります。

競争の激しい営業職

ESFJ（領事館型）は一般的には営業職に向いていますが、競争が激しい営業職には不向きです。

ESFJはチームで良い関係を築きながら仕事したいと考えていますが、競争の激しい営業職では売上至上主義の側面があり、人間関係が希薄なこともあります。

チームワークを重視する営業や顧客サポートなど、人との関わりを重視する仕事であれば適性があります。

デザイナー

デザイナーは抽象的な思考や独創性が重要な仕事ですが、ESFJ（領事館型）はこのようなスキルは苦手とする場合が多いです。

またデザイナーの業務そのものや働き方の自由度も高いことからも、マニュアルやルールを好むESFJとはミスマッチと言えます。

またデザイナーは将来的に独立してフリーランスとして仕事を受け持つ人が多いですが、独立性が低いESFJはスキルアップしても独立に踏み出せない場合もあります。

トレーダー

トレーダーは激しい変化の中で冷静な判断や、時にリスクを犯す仕事でもあるため、安定志向のESFJ（領事館型）には向いていません。

ESFJの感情的な判断はトレーディングで正しい判断をする障壁となったり、安定志向のためにリスクを取れなかったりなど考え方が完全に合わない可能性が高いです。

作業環境も1人での仕事が多いため、チームで仕事をしたいESFJとは水と油のような関係にあたる仕事といえるでしょう。

領事（ESFJ）に向いてる仕事を見つける方法

自己分析をする

ESFJ（領事館型）は他者からの評価を真に受ける傾向があるため、自己分析で改めて自分を客観的に理解しましょう。

とりわけESFJは客観的な分析が苦手な傾向にあるため、過去の自分の行動や経験を振り返り、事実に基づいて自分がどんな人間か把握する必要があります。

モチベーショングラフやSWOT分析、ストレングスファインダーなど自己分析向けのツールを活用するのがおすすめです。

キャリアアドバイザーに話を聞く

自己分析で自分への理解を深めたら、適職探しの精度を高めるためにキャリアアドバイザーに話を聞いてみましょう。

キャリアのプロであるキャリアアドバイザーの話を聞くことで、自己分析では気付けなかった新たな自分の強みや適職が見つかる可能性があります。

ESFJ（領事館型）は具体性を重視するため、気になった職種は一緒に掘り下げて、自分のビジョンにマッチするものを見つけましょう。

企業の人と会う

キャリアアドバイザーの話を聞き、興味のある業界を掴めたら、実際に企業の人と会ってみましょう。

そこで現場の社員でないと知り得ない情報を聞き出したり、自分と合う人が多いかを確かめたりすることで、自分に合う企業を見分けられます。

ネットの口コミサイトなどにあるネガティブな情報も事前に調べておけば、その真相を聞き出せるため、ブラック企業に入社するリスクも下げられます。

適職診断をする

自己分析やMBTI診断に加えて、適職診断も行うことで、より自身の特性や適職選びの精度が高まります。

それぞれの結果を照らし合わせて、その中で共通した適職があれば、自分に合った仕事の可能性が高いといえるでしょう。

領事（ESFJ）との相性

領事（ESFJ）と相性が良いのは建築家（INTJ）

領事（ESFJ）と最も相性が良いのは建築家（INTJ）です。

領事（ESFJ）は外交的で現実的で感情を重視し、建築家（INTJ）は内向的で未来志向で論理を重視するタイプで、特性は真逆ではあるものの、自分にないものを補完し合えるベストパートナーといえます。

仕事仲間や家族として、互いの強みを補完し合えば、あらゆる状況を乗り越えられるでしょう。

領事（ESFJ）と相性が悪いのは論理学者（INTP）

領事（ESFJ）と最も相性が悪いのは論理学者（INTP)です。

領事（ESFJ）は計画的で秩序を重んじますが、論理学者（INTP)は即興的で秩序やルールに従うのを好まないことから対立が起きやすいです。

また領事（ESFJ）は人との繋がりを重視しますが、論理学者（INTP)は対人関係よりも論理や知識を重視するため、領事（ESFJ）の気持ちをなかなか理解してくれません。

領事（ESFJ）に関するよくある質問

領事（ESFJ）に向いてる仕事まとめ

領事（ESFJ）は指示やルールが明確でチームプレイの多い仕事に適しています。

一方で単独作業の多い仕事や、マニュアルがなく自由に行うような仕事には向いていません。

就職・転職を考えている方は、今回紹介した内容に加えて相性就職を活用し、自分のキャリア観を明確にしましょう。